冷たい雨

歌:ハイ・ファイ・セット
作詞作曲:荒井由実 編曲:松任谷正隆
1976年4月20日発売

今回この歌を書くにあたりハイ・ファイ・セットさんの歴代楽曲を調べて自分でも驚いたのですが、今僕が好きになっている歌のほとんどはデビュー初期の頃に発売された歌でした。もちろんその中にはごく最近知った歌もあるのですが、発売されていたのがそんな昔とは驚きです。つまり40年以上僕と出会う機会がなかったことになります。本当に人生の出会いってタイミングですよね。

そんな僕がハイ・ファイ・セットさんの歌で最初に好きになったのはこの歌のような気がします。なにしろ40年以上前のことですので記憶が定かではありませんが、テンポが早く乗りがよくリズムカルなメロディに惹かれたように思います。若かった僕はテンポのいい歌に魅力を感じる感性の持ち主でした。

しかし、リズミカルなメロディーに反して、歌詞の内容はとても悲しいお話です。彼氏に振られた女性の気持ちを歌っていますが、なんといってもこの部分が秀逸です。

♪彼女の名前、教えないでね
♪うらむ相手は あなただけでいい

作詞は荒井由美さん、通称ユーミンさんですが、これまでにも書いていますようにユーミンさんは女性の気持ちを書かせたら天下一品、右に出るものがいません。

それにしても

♪部屋にもどって ドアをあけたら
♪あなたの靴と だれかの赤い靴

は、この彼氏さん、あまりに薄情と言いますか次のアクションが早すぎます。だってほんのちょっと「街をさまよって戻ってきた」らもう次の女を連れ込んでいるんですよ。こんなひどいことがあるでしょうか!冷淡すぎます。僕からしますと、こんな薄っぺらな彼氏なら別れたほうが彼女のためというものです。

それにしても恋って自分を失わせますよねぇ。周りが見えなくなるというか、ほかのことを考えることができなくなります。それが恋ですね。実は、僕は今「北の国から」の純君とれいちゃんにハマっているのですが、この二人の出会いと別れを描いた「北の国から 初恋」をまとめたyoutubeを録画しました。

そして、このyoutubeでバックに流れているのは松山千春さんの「初恋」なのですが、僕としては今ひとつどうもしっくりこないのです。それでこの歌だけを「ふきのとう」さんの「やさしさとして思い出として」に変更することはできないか、といろいろ挑戦しました。

いろいろな方法を試した結果、歌だけを「ふきのとう」さんに変えることはできたのですが、そうしますと今度は、松山千春さんの「初恋」の歌詞が画面に表示されるのが気になってきました。せっかく映像にぴったり合った「ふきのとう」さんの歌が流れてくるのに、違う歌詞が表示されてはせっかくの「純とれいちゃんとふきのとう」のコラボが台無しです。

そこで今度は、その歌詞をなんとか消せないものかと思考試作しているのですが、うまくいっていません。もちろん有料のソフトだと可能ですが、たったそれだけのために数千円を支払うのは貧乏人の僕には躊躇するものがあります。

いろいろな物価がどんどん上がっていますが、生活に絶対必要な電気水道がいっきに高くなったのは本当に厳しいですよね。どうして世の中は貧乏人に冷たい雨を降らすのでしょう。

それではまた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする