思案橋ブルース

1968年4月25日発売
作詞・作曲:川原弘(コロラティーノのトランペッター)
歌:コロラティーノ

キャバレー『十二番館』専属バンド時代に持ち歌としていたところ、評判が高まりメジャー・デビューの切っ掛けになった。内山田洋とクール・ファイブは競合店『銀馬車』の専属バンドだったが、本曲によりコロラティーノが一足先に世に出た。
(ウィキペディアより引用)

この歌の魅力はやはりなんと言ってもボーカルの中井昭さんの歌声です。ファルセットがかった歌声がなんともいえない昭和を醸し出しています。上記のとおりクールファイブと競っていたとは知りませんでした。しかも、クールファイブよりも先に世に出ていたにもかかわらず、一発で終わってしまったのは、レコード会社の力のなさではないでしょうか。

話は逸れるようで逸れないのですが、以前荻野目洋子さんが「ダンシング・ヒーロー」というディスコ風の唄を大ヒットさせました。そのあとに、同じ曲調の「六本木純情派」というヒットも出しています。レコード会社というのは、ある楽曲がヒットしたら、似たような曲調の唄を出して「二匹目のどじょう」を狙うのが普通なのですが、作曲や作詞のプロの方々はいとも簡単に「似たような歌」を「作る」、いえ「作れる」とずっと思っていました。

その論でいいますと、「思案橋ブルース」を大ヒットさせたコロラティーノにも、レコード会社は同じ曲調の唄をどうして作れなかったのかが不思議でした。やはり、似たような曲調を作るのはそうたやすいことではないのかもしれません。この歌を聴くたびにそんなことを思います。

というわけで、この歌は歌詞というよりもメロディーが魅力の大半を占めていますので、本日は「歌詞への思いはない」ということで…。

それでは、さいなら。これも昭和のギャグでした。

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