1975年2月21日に発売
作詞:千家和也/作曲・編曲:穂口雄右
歌:キャンディーズの5枚目のシングル
シングルの4枚目まではスーちゃんがセンターだったらしいのですが、この歌からランちゃんがセンターになり大ヒットしました。人間関係が微妙になりそうで見ているほうが気を使っちゃいます。
歌詞といい、企画といい、なんか阿久悠さんが作った感じがしましたが、実際は千家さんでした。僕の中では千家さんと聞きますと、演歌の印象が強かったのですが、調べてみますと、山口百恵さんの歌詞をたくさん書いていました。驚きです。しかも演歌はほとんどなくアイドル系の人にたくさん作っていました。どうして演歌と思ったのか、考えてみたのですが、どうやら奥村チヨさんの「終着駅」が影響しているようです。この歌、すごい早口で歌うんですけど、僕は歌えないんですよね。
年下の男の子
♪真赤なリンゴを頬張る
♪ネイビーブルーのTシャツ
♪あいつはあいつは可愛い 年下の男の
これ、少女漫画に出てきそうなシチュエーションなんですけど、これはいつの時代もよくあることです。キャンディーズは年齢的に若さで売ることもできず、中途半端でしたのでこの企画はドンピシャでした。
♪デートの時間に遅れる
♪忘れん坊でわがままで
♪意地悪だけど好きなの
ハリウッド映画に出てきそうな雰囲気が漂いますよね。年上の女性に憧れる映画も多いですが、その年上の女性目線での少年への恋慕も一つの恋のパターンです。どちらも青春です。だから大ヒットしたんですね。
キャンディーズはこの歌をきっかけにどんどん売れていくわけですが、最後は「普通の女の子に戻りたい」って涙を流していました。人生は難しいですよね。
それでは、バイナラ。