木枯しの二人

1974年12月1日発売
作曲:三木たかし
作詞:阿久悠
歌:伊藤咲子さんの3枚目のシングル

「ボーイッシュ」なイメージがあった伊藤さんですが、スター誕生に出場していたときをなんとなくですが、憶えています。それにしても、作詞の阿久さんって本当に天才です。

♪もっと強く抱きしめてよ 奪われないように
♪固く硬く折れる程に その手で抱きしめて

という熱唱からはじまるのですが、伊藤さんの声量が見事に生かされています。

昔「小さな恋のメロディ」という青春というには子供すぎる、もっと幼い男の子と女の子の恋の映画ありましたが、この歌詞はそんな感じです。

♪あたたかいくちづけ それだけが頼りよ

なんて青春じゃなければ思いもしない世界観です。

♪もうすべてをあなたに 捧げてもいいのと
♪胸の音ききながら 涙ぐむ私よ

「好き」という感情が高まりすぎて「涙が出てくる」んです。それほどだれかを好きになったこと、あります? あなた。

おいらはあるよ、ずっと昔だけど\(^o^)/。 ただし、ずっとあとになって「勘違い」ってわかったけど。

こういう純朴な歌詞を聴いていますと、数年前にヒットした映画「花束みたいな恋をした」を思い出しました。あれも最初は恋に恋しているんですけど、次第に生活といいますか現実に向き合うことになってすれ違いが起きるんですよね。

いやぁ、人生ってむずかしいですよねぇ。今聞くと、そんなことを考えさせられる歌です。でも、損得を考える前に「ただただ好き」という純粋で純朴な感情を経験することも大切ですよね。

それでは、また。

追伸:「ただただ」好きって「無料」ってことではないですから。

じゃ、また。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする