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舟歌

この歌を選んだのは先日八代さんがお亡くなりになったからです。演歌歌手の方々は下積み時代があり、苦労した経験があるからでしょうか。皆さん、人柄がいいように思っています。八代さんももちろんですが、自分が成功したからといってほかの人を見下すこともなく誰にでも分け隔てなく接している印象があります。

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君と歩いた道

冒頭で「80歳近い老人」がと書きましたが、これは僕が好きなミュージックビデオの映像に出てくるのが「80歳前後のご夫婦」なので、つい書いてしまいました。この歌のMVはyoutubeに幾つか出ているのですが、「80歳前後のご夫婦」のMVは秀逸です。あぜ道を歩く場面だけで人生を映し出しています。これを天才といわずなんといいましょう。この歌の魅力を倍増しているといっても過言ではありません。お見事!

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みちずれ

渡さんは日活で活躍していたそうですが、石原裕次郎さんに憧れて日活から石原プロに移籍しています。そのときのエピソードがまた感動もので、当時石原プロは業績が芳しくなく経営的に苦しかったらしいのですが、それを知った渡さんは自分が持っている全財産を裕次郎さんに持って行って、「これ、使ってください」と話したそうです。感激した裕次郎さんは、それは受け取らず石原プロに招き入れたそうです。

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昔の名前で出ています

演歌は「地域名」を入れて北から南に歌うのが多いのですが、この歌は京都、神戸、横浜しか出てきません。しかも、1番にすべての地名を入れているところがほかの演歌とは違うところのように思います。普通の演歌は、例えば1番に函館という地名を入れ、2番に青森、3番に宮城など場所を変えながら順番に入れていきます。しかし、この歌では1番に3つの地名を入れています。

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秋止符

アリスは谷村さんと堀内さんの二人ボーカルだったのですが、この歌は堀内さんがメインで歌っています。作曲も堀内さんですから本人としても気持ちよく歌っていたと思います。しかし、生でこの歌を聴いたとき、僕はとても残念に思いました。前に書きましたが、僕が人生で最初で最後に行ったコンサートはアリスの武道館なのです。そのコンサートで聴いた堀内さんの歌声はレコードやテレビなどとは少しばかり違っていました。

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愛は勝つ

のストレートは歌詞がこの歌で訴えたいことをすべて表しています。恋の相談に答える歌です。この歌は歌詞というよりも、やはりポップなメロディーが受け入れられた要因だと思います。こう言ってはなんですが、歌詞は本当にストレートな表現で、それがこのメロディーに合っています。このメロディーあってのこの歌詞です。シンプルであるがゆえに、ノリがよく飽きられず、それが200万枚も売れた理由ではないでしょうか。

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真夏の出来事

歌詞もメロディーも素敵なのですが、忘れていけないのは編曲の素晴らしさです。僕はメロディーのよさの半分くらいは編曲にかかっていると思っているのですが、この楽曲も編曲の妙があったからこその、メロディーラインです。それと忘れていけないのは、平山さんの鼻にかかった歌声です。あの鼻にかかった歌声だからこその「真夏の出来事」です。もし、ほかの普通の声の人が歌っていたならヒットしたかどうか…。

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遠くで汽笛を聞きながら

しかし、タイトルを眺めて感じたのは、「今はもうだれも」あたりから「ヒット狙い」が前面に出すぎているように感じたことです。確かに、ヒットしなければアーティストとして存在価値がなくなるのは理解できますが、あまりに度が過ぎると、正直なところ、冷める気持ちはあります。特に、第1位を獲った「チャンピオン」などはサイモンとガーファンクルの「ボクサー」を真似したようであまり気分のいいものではありませんでした。

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昭和枯れすゝき

僕の中で橋本治さんといいますと、「桃尻娘」という小説が思い出されるのですが、バイトで知り合った先輩がこの本の面白さをよく話していました。僕は本をほとんど読まない学生だったのですが、その先輩は早稲田の政経というかなり頭がよい人でしたのアパートの部屋には本がたくさん並んでいました。僕は暇ができたらよく卓球をしに遊びに行っていたものです。

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泣かないで恋人よ

泣いている恋人に向かって、なんとか気持ちを静めようと、自分の中のありったけの思いを、これほどシンプルに伝える言葉はありません。若いときって自分でもコントロールできないほど思いつめることってありますよね。