1993年5月26日リリース
作詞作曲:森友嵐士
唄:T-BOLAN
「Shiny Days」を検索しますと、T-BOLANさんの楽曲ではなく、亜咲花さんという方の楽曲で出てきます。時代の移り変わりを感じざるを得ませんねぇ。亜咲花さんの「Shiny Days」はテレビアニメ『ゆるキャン△』のオープニングテーマだそうですが、僕は全く存じ上げていません。オジサンですので当然ですが、誠に申し訳なくなっています。そもそもアニメに全く疎いもので、僕が最後に見たアニメはドラゴンボールくらいでして、若い人に笑われそうです。
気を取り直して僕の知っている「Shiny Days」について書きますと、前にも書きましたが、バンドのボーカルの中では森友さんが一番好きな僕です。切なくて甘酸っぱくて迫力ある歌い方がなんともいえず魅力的です。
この楽曲はメロディーが気に入って好きになったのですが、特に
♪終わらない夢だけを追いかけていたい
のところが大好きです。その前の
♪旅に出るのさ あてもないまま
から「♪終わらない夢だけを」と続くあたりが好きで好きでたまりません。僕が好きになる歌はサビの部分で必ず中指と親指で指を鳴らし、そのまますぐに今度は人差し指と親指で拳銃の形を作って右耳のあたりに持って行き、その銃の形の指を軽く前後に動かす、というこのポーズが自然に出るのですが、この楽曲はまさにその一連のポーズがなんどもなんどもでできるメロディーです。ちなみに、これは右手の動きです。仮に左手で一連の動きをして右耳に持って行きますと、アイドルみたいになってします。オジサンのアイドルほど気持ち悪いものはありません。
このようにこの楽曲はメロディーに惹かれて好きなったのですが、歌詞はきちんと聞いているわけではなく「ところどころ」聞いている感じでいました。その感じで歌詞を聴いていますと、僕はこの楽曲は「少年の友情」を歌っている歌詞と思っていました。歌詞の中に「少年の頃のように」とあることも影響していますが、なにしろ「ところどころ」しか歌詞を聴いていないのですから、そのように思ってしまうのも当然といえば当然です。言い訳ですが…。
ところが、今回書くにあたり歌詞をきちんと読んだところ「少年の友情」を歌っているのではないことが判明しました。
♪終わらない夢だけを追いかけていたい
という歌詞からもついつい少年の夢を連想してしまいがちですが、歌詞全体を眺めますと、この歌詞は少年ではなく青年が社会人として生きていくうえでの心構えを歌っている歌詞でした。そうなのですね。誰しも少年の頃の夢を年をとるとともについつい失っていってしまいます。その一番の理由は現実を知るからですが、現実は少年の頃に思っていたものとは違い厳しくつらいことの連続です。そうした時間を過ぎていくうちに夢を忘れてしまうのです。
この歌はそうした青年の気持ちを鼓舞するために作られているように思います。
♪生まれたことの意味を 確かめられるその日まで
なんと素敵な歌詞でしょう。実はこのあと森友さんは実生活でこの歌詞さながらの苦しみと向き合うことになるのですが、10年の歳月を経て復活しています。まさに歌詞さながらに「夢を追いかけていた」ことの証です。
それを知りますと、この歌詞の奥深さを感じてしまいます。
僕も夢を追いかけ続けようっと!
それでは、また。