1979年7月5日リリース
作詞作曲:長渕剛
歌:長渕剛
いつも書いていますが、この歌を知ったのもヒットしてから大分経ってからです。アルバイトに来ていた学生さんが長渕さんのファンでデビュー当時のシンプルな歌をたくさん教えてくれました。その中の一曲なのですが、同系統で「素顔」という歌もとても好きでした。この歌はイントロが「これから素朴な歌がはじまる」と思わせるのがいいです。
♪おまえが去ってくその前に
♪なぜに電話くれなかったのか
ウィキペディアによりますと、この歌詞は長渕さんの体験から生まれた歌詞だそうで、、恋人は事故でなくったそうです。
♪深く瞳(め)を閉じて 今 天女のように
♪お前は一人 空へ帰る
長渕さんは途中から筋トレ肉体派になっていくのですが、それに合わせて歌う内容も「筋トレ」ふうになっていきました。僕が好きなのは肉体派になる前の素朴な頃の長渕さんです。実は、僕は長渕さんはこの年代で一番「歌がうまい」と思っています。それほど張りあげなくても大きな声が出せることが一番の魅力ですが、これは持って生まれた歌唱力がなければできない芸当です。
長渕さんは途中から変わってしまいましたが、まだ素朴な当時に吉田拓郎さんと一緒に「外は白い雪の夜」を歌っている音源をたまに聴くことがあります。仲が良かったころのふたりの掛け合いがいいんですよねぇ。
サザンの桑田さんとのトラブルは有名ですが、僕はどちらかと言いますと、桑田さんのほうに分があると思っていて、長渕さんは途中から実人生をも演じるようになってしまっていると思っています。芸能界で活躍している人は誰しもそういう部分がありますが、長渕さんは度が過ぎた印象です。
でも、長渕さんももうすぐ70歳ですから、そうした昔のいろいろな問題も「過去のこと」と水に流してもよろしいのではないでしょうか。
それでは、また。