大空と大地の中で

1977年6月25日に発表されたアルバム『君のために作った歌』にて収録された楽曲
作詞作曲:松山千春
歌:松山千春

学生時代の友だちは金沢出身の人だったのですが、その彼がとても好んでいました。友だちがいない僕の唯一の友だちでして、卒業してからもう40年以上経ちますが、今でも連絡を取っています。と言いましても、年に一度お正月に電話で近況を語るだけですが、いつも時間を1時間と決めて楽しくおしゃべりしています。

親友などという言葉はこっぱずかしくて使うのがはばかれますが、40年以上続いていますので親友と言ってもいいのかもしれません。でも「こっぱずかしい」ので友だちです。彼と続いている理由は「素朴」なことが一番です。人間、年を重ねる中では「偉そうに」振舞ったりしたくなることもありますが、彼はそんなそぶりを見せたことがありません。

彼は地元の金融機関とはいえ、役員まで上りつめました。それに対して、僕などは小さなお店を2度ほど開業し、どちらも失敗しています。ですので、本当なら偉そうにしてもおかしくないのですが、そんな雰囲気を出したことは一度もありません。親友です。

♪こごえた両手に 息をふきかけて
♪しばれた体を あたためて

♪生きることがつらいとか 苦しいだとか言う前に
♪野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ

この楽曲、歌詞は少なくシンプルなのですが、そこが魅力です。

過去に千春さんは「昔からの友だちにヤクザがいる」と公言し、それでも「つき合いをやめるつもりはない」などと話していて、物議を醸したことがありました。北海道には鈴木宗男さんという政治家がいるのですが、この方を支援していることでも有名です。「自分が好きな人は全面的に応援する」という昭和の感性があふれる千春さんです。その是非はともかく、「足寄」という地名を知ったのは千春さんのおかげです。

それでは、また。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする