聖母たちのララバイ(マドンナたちのララバイ)

1982年5月21日リリース
作詞:山川啓介/作曲:木森敏之、John Scott
歌:岩崎宏美の28枚目のシングル

この歌は日本テレビ『火曜サスペンス劇場』のエンディング用に作られたそうですが、僕の中では当時の社会的風潮だった「24時間戦えますか!」が思い浮かんできます。

♪疲れ切った体を投げ出して
♪青いそのまぶたを
♪唇でそっと ふさぎましょう

ね、ビジネスマンの歌のように聞こえますよね。昔は男に限定されていましたが、「敷居を跨げば七人の敵あり」と言われていました。今の時代は女性も同じですが、この出だしを聴きますと、どうしても「ビジネス戦士」とだぶってしまいます。ちなみに、今の時代ですと、セクハラからパワハラ、果てはカスハラなど数えきれないくらいの敵がいます。

♪この都会(まち)は 戦場だから
♪男はみんな 傷を負った戦士

と続くのですから、おわかりいただけるでしょう。

♪恋ならば いつかは消える
♪けれども もっと深い愛があるの

宗教染みていますが、それなりに共感するものがあります。

♪今は 心の痛みをぬぐって
♪小さな子供の昔に帰って
♪熱い胸に 甘えて

なんか、昭和のにおいがプンプンする歌詞で、僕、「好き!」です。男って最後はお母さんの胸に戻るんですよねぇ。平成・令和の人にはわかんないかもしれんけど。

そんじゃ、また。

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