心に残った歌一覧

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秋止符

アリスは谷村さんと堀内さんの二人ボーカルだったのですが、この歌は堀内さんがメインで歌っています。作曲も堀内さんですから本人としても気持ちよく歌っていたと思います。しかし、生でこの歌を聴いたとき、僕はとても残念に思いました。前に書きましたが、僕が人生で最初で最後に行ったコンサートはアリスの武道館なのです。そのコンサートで聴いた堀内さんの歌声はレコードやテレビなどとは少しばかり違っていました。

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愛は勝つ

のストレートは歌詞がこの歌で訴えたいことをすべて表しています。恋の相談に答える歌です。この歌は歌詞というよりも、やはりポップなメロディーが受け入れられた要因だと思います。こう言ってはなんですが、歌詞は本当にストレートな表現で、それがこのメロディーに合っています。このメロディーあってのこの歌詞です。シンプルであるがゆえに、ノリがよく飽きられず、それが200万枚も売れた理由ではないでしょうか。

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真夏の出来事

歌詞もメロディーも素敵なのですが、忘れていけないのは編曲の素晴らしさです。僕はメロディーのよさの半分くらいは編曲にかかっていると思っているのですが、この楽曲も編曲の妙があったからこその、メロディーラインです。それと忘れていけないのは、平山さんの鼻にかかった歌声です。あの鼻にかかった歌声だからこその「真夏の出来事」です。もし、ほかの普通の声の人が歌っていたならヒットしたかどうか…。

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遠くで汽笛を聞きながら

しかし、タイトルを眺めて感じたのは、「今はもうだれも」あたりから「ヒット狙い」が前面に出すぎているように感じたことです。確かに、ヒットしなければアーティストとして存在価値がなくなるのは理解できますが、あまりに度が過ぎると、正直なところ、冷める気持ちはあります。特に、第1位を獲った「チャンピオン」などはサイモンとガーファンクルの「ボクサー」を真似したようであまり気分のいいものではありませんでした。

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昭和枯れすゝき

僕の中で橋本治さんといいますと、「桃尻娘」という小説が思い出されるのですが、バイトで知り合った先輩がこの本の面白さをよく話していました。僕は本をほとんど読まない学生だったのですが、その先輩は早稲田の政経というかなり頭がよい人でしたのアパートの部屋には本がたくさん並んでいました。僕は暇ができたらよく卓球をしに遊びに行っていたものです。

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泣かないで恋人よ

泣いている恋人に向かって、なんとか気持ちを静めようと、自分の中のありったけの思いを、これほどシンプルに伝える言葉はありません。若いときって自分でもコントロールできないほど思いつめることってありますよね。

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青春アミーゴ

この言葉ほど、若い時分の世界の狭さを言いえて妙な、そして魅力的な歌詞はありません。ティーンエイジャーを表現するのにこれほどふさわしい言葉はありません。プロデューサーは、この歌詞だけでヒットの予感をしたように思います。それほど魅力的な歌詞です。 僕がこの歌を聴いて思い起こすのは、本宮ひろ志さんの「男一匹ガキ大将」です。

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東京ららばい

山の手通りというのも、なんかおしゃれな感じがしますね。僕の中で「山の手通り」といいますと、時代的にはもう少しあとになりますが、タクシーの運転手をしていたときを思い出します。僕は渋谷近辺を流していたことが多かったのですが、山の手通りをよく走った記憶があります。 冒頭で書きましたように、僕はこの歌詞からは「乾いた東京」というイメージを受けますが、若者が集う街からは煌びやかさと華やかさも感じられます。

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白い夏の詩

僕がとんぼちゃんで印象に残っている場面は、当時夕方に放送されていた「ぎんざNOW!」というテレビ番組に出演したときです。この番組は「AKB48」の前に秋元康さんがプロデュースをして成功させた「おニャン子クラブ」が生まれた番組です。番組内で生で歌ったのですが、その際に自分たちのコンサートの告知をしたのですが、いろいろな方に来てほしいという言葉の流れの中で「若い方も、おじさんも、おばさんも、足のない方も…」と本人は悪意はなかったのでしょうが、障碍者を傷つける言葉を発してしまいました。

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積木の部屋

僕が「同棲時代」を読むのは大学に入ってからですので、連載されていた時期と少しずれますが、当時僕はそうした生き方にあこがれていた気分がありました。実際、僕は社会人になってから6畳一間と台所4畳半のアパートで暮らすことになるのですが、まさに「西日だけが当たる」貧乏くさい部屋でした。