悲しい色やね -OSAKA BAY BLUES-

1982年10月21日にリリース
作詞:康珍化/作曲:林哲司
歌:上田正樹

関西弁というか大阪の歌と聞いて思い出すのは、やはり「大阪で生まれた女」です。僕が知ったのは萩原健一さんが歌っている姿ですが、作った人であるBOROさんの歌も味わい深くとても好きです。この歌はタイトルに「大阪」と書いてはいますが、「大阪弁」ではありません。ですので、「悲しい色やね」と「大阪弁」でタイトルにしているのは、あとからいうのは簡単ですが、最初は躊躇するものがあったはずです。

以前、ダウンタウンの松本さんが「大阪の芸人は二度売れなければいけない」と明言をはいたそうです。大阪と東京の「両方で」いう意味ですが、大阪の人は「大阪と東京は違う」と思っているようです。そんな大阪弁をタイトルに使ったのですから、かなり勇気がいったことでしょう。

この歌はやはり「大阪弁」だからこそ、歌詞の内容が伝わってきます。

♪夢しかないよな 男やけれど

♪夢しかないよな 男だけれど

じゃ、なんか出汁の入っていないラーメンみたいです。「や」と「だ」だけの違いやけど、印象が全然ちがいますやん。あれ? 大阪弁になってもうた。

この歌の魅力は歌詞もそうやけど、上田さんのしわがれた声がなんと言っても魅力です。あの声だからこそ大阪弁がピッタリはまっています。しわがれた声に憧れるボーカリストは多いようで、もんたよしのりさんという人は声がしわがれるように「お酒で声をつぶしていた」と聞いたことがあります。上田さんはおそらく天然のしわがれ声なのでしょうが、あの細い身体にぴったりです。

そういえば、あの服装もよかったですよね。大きめのヨレヨレの白いシャツに緩めた細いネクタイ。また、大きめのこれまたヨレヨレっぽいジャケット。おしゃれに見えたなぁ、あの頃。

♪一度だってあんた 憎めなかった

♪Hold me tight あんたあたしの
♪たったひとつの青春やった

昭和の歌の代表曲ですね。

それでは、また。

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