1975年発売
作詞作曲:小坂恭子
この歌は僕が盲腸で入院していたときに流れていた歌なんです。生まれて初めて手術というものをやり、小心者の僕は不安でしかたなかった「想い出まくら」です。
♪こんな日は あの人の まねをして
♪けむたそうな 顔をして 煙草をすうわ
実は、僕は小心者であることも影響して、二十歳になってからタバコを吸い始めたのですが、理由はもちろん「カッコよく」見えたからです。いえいえ、「見えただろう」からです。僕の周りでは大学に入ったときはすでにタバコを吸っている人はいましたので、つまりは二十歳前からすでに吸っていたことになります。当時はそれが普通でしたが、僕は健気に法律を守っていました。
ちなみに、今は禁煙していますが、今から10年くらい前でしょうか。もうはっきりとした時期は憶えていませんが、今では完全にやめています。これはエッセイ「禁煙をする前に」に書いていますが、なんどやっても禁煙に失敗した僕が禁煙に成功したのは、ほんの些細なことがきっかけでした。
それは「喫煙願望」は「自分の意思ではない」と気づいたことでした。正しくは「気づいた」のではなく、本で読んだのですが、不思議とそれが心の中に入ってきたのです。そのときから喫煙願望がなくなりました。もし、読者の中で禁煙で悩んでいる方がいましたら、是非、そう思ってください。あなたの「タバコ吸いたい」という強い欲求はあなたの願望ではなく、ニコチンがあなたの脳に働きかけて、思わされてる結果なのです。ニコチンがタバコを欲してあなたに吸わせているのです。ね、こんな悔しいことはないじゃぁ、ありませんか!
♪こんな日は 少しだけ お酒をのんで
♪あの人が 好きだった 歌をうたうわ
僕、お酒が飲めない体質だったんですけど、学生時代は無理して飲んでいましたね。やっぱり周りに合わせるも大事でしたし。でも、脱サラして、同僚というのがいなくなってからは「never drink」です。お酒を飲む時間があったらほかのことをしているほうが楽しいですから。
そう言えば、手術で入院したときにきれいな看護婦さんがいたんです。それまで出会った中で一番きれいな女性だったのですが、昔は看護師さんじゃなくて、看護婦さんと呼んでいたんです。やっぱり、昭和男としては看護師さんより看護婦さんのほうが心地よいですね。
この看護師さんは僕だけではなく、ほかの人も「きれい」と思っていたようで、忘れられないシーンがあります。僕がたまたまトイレから出てきて廊下を歩いていたとき、たまたま僕の前を同じ部屋に入院していた中学校の教師の方が歩いていました。すると、病室からあのきれいな看護師さんが出てきて同じ方向に歩いて行きました。つまり、僕の前を中学の先生、その前をきれいな看護師さんが歩いている構図です。
すると、その先生は自分の病室の入り口についても、病室に入るのではなく、ずっと立ち止まったままその看護師さんの後ろ姿を見ていたんですよねぇ。やっぱり、男はいくつになっても「美人が好き」なんですね。そんなことを19歳で知った僕でした。
僕の想い出まくらはその看護婦さんということになります。
それではまた。