生きとし生ける物へ

2004年3月17日発売。
作詞作曲:森山直太朗
森山直太朗の5枚目のシングル。

森山直太朗さんは、僕の年代ですと「フォーク歌手の森山良子さんの息子さん」という言い方のほうがわかりやすいかもしれません。記憶が確かではないのですが、僕が初めてこの歌を知ったのは「夜のヒットスタジオ」だったように思います。大勢のコーラスを従えて、まるでアカペラのように歌っていました。その迫力っていったらあなた…。それでこの歌に惹き込まれ、好きになったのですね。

タイトルだけ聞きますと「妖怪人間ベム」を彷彿させたことも、僕にとっては好感でした。((笑)。いつものことですが、僕はこの歌に至極感動したのですが、僕がものすごく好きになる歌は「大ヒットしない」というジンクスがあります。この歌もその例に漏れていないと思うのですが、ただし「名曲」として息の長い歌になっていると思います。

♪僕は君が思うような人間じゃない

この歌詞が心に刺さりますよねぇ。人はみな、「他人によく見られたい」という欲望がありますから、「自然にふるまっているようで、実は演技をしている」と悩む時期があります。特に、青春期には。

♪これじゃまるでピエロか占い師

♪かつて猿が手にした玉手箱

♪嘘と真の化かし合い
♪それを眺める天邪鬼

そして、最後に

♪そうさそんな人間じゃない

♪もやは僕は人間じゃない

で終わるのですが、直太朗さん、この頃って悩みが深かったんだろうなぁ。これも記憶が曖昧なのですが、以前フジテレビ「ぼくらの時代」に出演していたとき、20代の頃を振り返る話になり、「当時、自分は尖っていたから…」と笑いながら話していました。みんなでどこかに出かけたときに、「みんなで写真を撮ろう」となっても、「自分がそういうタイプじゃないんで…」と一歩引いていたそうです。なんとなくわかりますよねぇ。そんな年頃ってありますよ。

そうやって、人は人間になっていくのかもしれません。

それでは、また。

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