青い瞳ステラ、1962年夏…

1980年7月25日発売
作詞:水甫杜司 作曲:上綱克彦
歌:柳ジョージ&レイニーウッド

渋い柳ジョージさんの歌声がなんとも魅力的な歌でした。歌詞はどこかアメリカを思わせる内容ですが、こうした歌詞を思い浮かべた水甫さんという方は天才だと思います。…とは言いつつ、実は「水甫さん」という名前を知ったのは、このエッセイを書くにあたって調べていたときでした。

それまで僕は、この歌は柳ジョージさん自身が作ったものだと思い込んでいました。だって、あまりにもこの歌が柳さんの歌声にピッタリなんですもの。発売当時、僕は新卒で社会人1年目でしたが、まだまだ学生気分が抜けず、仕事に打ち込む気にもなれなかったのを、まるで昨日のことのように思い出します。

僕は学生時代に映画鑑賞を覚え、毎週映画館で2本500円の名画を観ていました。高校時代まではバレー一筋で「遊ぶ」ということをしていなかった反動か、大学に入ってから一気に遊び惚けていたのです。その一つが映画鑑賞でした。そんな中で、生まれて初めて気に入ったのが、ジョージ・ルーカス監督の『アメリカン・グラフィティ』という映画です。あの『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』を監督した方です。と言いつつ、実はその2作はあまり好きになれず、結局観ていないのですが…。

と書きつつ、このエッセイを書くにあたり、もう一つ重要な情報を知りました。なんと、『アメリカン・グラフィティ』が公開されたときのキャッチフレーズが「1962年の夏、あなたはどこにいましたか」だったそうなのです。ここから先は僕のまったく勝手な想像ですが、作詞の水甫さんも『アメリカン・グラフィティ』に感激し、この歌の構想が浮かんだのではないでしょうか。そうだとすれば、アメリカを歌った歌詞というのも納得がいきますし、タイトルともピッタリ重なります。きっとそうに違いない!

♪赤いキャンディ包んでくれたのは
♪古いNewspaper

と歌い出すのですから、引き込まれないはずがありません。

♪沖を通る 貨物船ながめ
♪テネシーワルツ歌おう

こうした歌詞がアメリカを思い起こさせるのですが、作詞の水甫杜司さんもきっと『アメリカン・グラフィティ』に感激していたのだろうなぁと思うと、この歌がさらに好きになりました。でも、水甫さんって、どんな人だったのでしょう。とても気になります。調べてもネット上にはほとんど情報が出てきません。きっと、人前に出るのがあまり好きではない方だったのかもしれませんね。柳さんも「純粋で素朴でシャイ」という形容がぴったりの人ですが、そうしたところがこの歌の魅力につながっているように思います。

そんじゃまた、ステラ。

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