
東京ららばい
山の手通りというのも、なんかおしゃれな感じがしますね。僕の中で「山の手通り」といいますと、時代的にはもう少しあとになりますが、タクシーの運転手をしていたときを思い出します。僕は渋谷近辺を流していたことが多かったのですが、山の手通りをよく走った記憶があります。 冒頭で書きましたように、僕はこの歌詞からは「乾いた東京」というイメージを受けますが、若者が集う街からは煌びやかさと華やかさも感じられます。
山の手通りというのも、なんかおしゃれな感じがしますね。僕の中で「山の手通り」といいますと、時代的にはもう少しあとになりますが、タクシーの運転手をしていたときを思い出します。僕は渋谷近辺を流していたことが多かったのですが、山の手通りをよく走った記憶があります。 冒頭で書きましたように、僕はこの歌詞からは「乾いた東京」というイメージを受けますが、若者が集う街からは煌びやかさと華やかさも感じられます。
僕がとんぼちゃんで印象に残っている場面は、当時夕方に放送されていた「ぎんざNOW!」というテレビ番組に出演したときです。この番組は「AKB48」の前に秋元康さんがプロデュースをして成功させた「おニャン子クラブ」が生まれた番組です。番組内で生で歌ったのですが、その際に自分たちのコンサートの告知をしたのですが、いろいろな方に来てほしいという言葉の流れの中で「若い方も、おじさんも、おばさんも、足のない方も…」と本人は悪意はなかったのでしょうが、障碍者を傷つける言葉を発してしまいました。
僕が「同棲時代」を読むのは大学に入ってからですので、連載されていた時期と少しずれますが、当時僕はそうした生き方にあこがれていた気分がありました。実際、僕は社会人になってから6畳一間と台所4畳半のアパートで暮らすことになるのですが、まさに「西日だけが当たる」貧乏くさい部屋でした。
気の強い女性からしますと「女々しい男」となるのでしょが、僕のような心優しい男からしますと、それだけその女性が好きだったことになります。思いが強い純真な男性と言えなくもありません。今のストーカーのように粘着的にあとを追うのではなく、相手からなにかしら知らせが届くことを待っているのです。これを純真と言わずなんといいましょう。
「おかしいなぁ」と思いながら、ときに僕の「記憶違いかな」などと弱気になったりもしながら検索を続けました。1時間半を過ぎた頃、さすがにあきらめの境地になり、どうしたものかと思案しました。 次に思いついたのが、「メロディーから探す」方法です。今の時代は本当に素晴らしい時代で、メロディーを口づさむだけでタイトルを見つけるアプリがあります。早速、そのアプリをダウンロードしてスマホに向かってメロディーを「♪タラン♪タラン♪タラー…」と口づさんでみました。スマホはしばらく検索をしていましたが、出てきた答えは「見つかりません」でした。
もちろんおじさんの僕は三木聖子さんが歌っている姿も、石川ひとみさんが歌っている姿も見ています。三木聖子さんのときも「なかなかいい歌」と思っていましたが、正直なところそれほどヒットはしませんでした。 それが5年後に石川ひとみさんが歌って大ヒットしたのですから、歌の「よしあし」ってわからないものです。
当時は、WANDSとかTBOLANとかDEENなどたくさんの「同じような」といっては失礼ですが、そんなバンドが音楽界をにぎわせていました。しかし、僕はラーメン店を営んでいましたので単に「ああ、ヒットしているな」という程度の認識しか持っていませんでした。そうした状況の中でもWANDSとTBOLANが特に好きだったのですが、その理由はボーカルの方の歌声といいますか声質が僕好みだったからです。ちょっと鼻にかかっていて、甘めで、ハスキー、そんな歌声にとても惹かれていました。
特にボーカルの奥居さんは風貌がアイドルっぽい雰囲気がありますので、そうしたイメージを持たれやすかったのではないでしょうか。実際、ビデオなどではアイドルっぽい映像がありましたし…。 デビュー当時のエピソードを読みますと、やはり芸能事務所側はアイドルで売りたかったようで、それに反発して事務所の移籍を幾度がしていたようです。芸能界で活動するということは本当に大変なようです。
この歌の魅力はなんといっても、もんたさんの歌声と歌声の間に刻まれるギターのリズミカルな音色です。なんとも軽快なテンポで心地よく響いてきます。
1977年発売作詞作曲:佐々木幸男 この「心に残った歌」のエッセイを書きはじめたのが2021年2月ですので、もう2年と半年くらい経ち...