木霊(こだま)

作詞:春嵐 (しゅんらん)
作曲:浜田省吾
歌: Fairlife (フェアライフ)
*Fairlifeは浜田省吾が長年のパートナーであるアレンジャー、ギタリストの水谷公生 (みずたに きみお) と、その妻であり女流作家の春嵐 (しゅんらん、作詞家時の名義) の3人でスタートさせた音楽制作チーム。
(https://ameblo.jp/knj-blue/entry-11302194247.htmlより引用)

この歌は浜田さんのいろいろな歌を知ってからの流れで知ったのですが、最初は浜田さんの楽曲だと思っていました。しかし、ある時期に浜田さんではなくFairlife (フェアライフ)という名前に気がつき、そして、今回このコラムを書くにあたり調べたところ上記のようなことを知りました。

初めてこの歌を聴いたときは驚きました。まるで宇宙を漂う精霊を歌っているような歌詞で、「どうしてこんな発想ができるんだろう」ととても衝撃を受けた記憶があります。ハマショーさんの声はこの歌詞にピッタリです。ハマショーさんでなければこの歌の想いは聴いている人に伝わらないように思います。

♪もしもまた この星に 降り立てるのなら
♪人間として生きるのは 辛すぎるから

♪あなたを 守る 梢に なろう

歌詞自体はとても短いのですが、それだからこそ想像力が沸き上がるように思います。作詞の「春蘭」さんは「作家」さんとのことですが、「さすが作家」という感じの世界観です。この歌詞から想像するのは、主人公の男性がもしかしたなら女性には好かれてはいないかもしれないのに、それでもその女性が幸せになることを願っている、そうした情景が思い浮かんできます。

「純愛」。そんな言葉が思い浮かぶ楽曲です。「愛」ってこうでなければいけないですよねぇ。結婚ってそういう気持ちの延長にあるように思えます。そうでなければ結婚する意味などないではないですか。あ、でもそうでもないかなぁ。少子化が問題になっていますので、単に子孫を増やすためだけに結婚するのも、もしかしたなら「あり」なのかもしれないですね。まさに個人それぞれの結婚観による部分もあるかもしれませんせん。

でも、やっぱり「子孫を増やすためだけに結婚する」のは、どうなのかなぁ。そんな結婚では結婚生活が楽しくないですし、そんな家庭で育つ子供も幸せなんか感じないように思います。突き詰めて考えますと「子孫を増やすためだけ」に結婚するという発想では、自民党のある女性議員が言っていた「LGBTの人たちは生産性がない」と同じになってしまいます。

やっぱり結婚は「好きな人と一緒にいたいから」というのが最もシンプルで理想なのではないでしょうか。昔、「ゴースト/ニューヨークの幻」という映画があったんですけど、死んでしまった男の人が恋人を助ける物語なのですが、この歌はその映画を思い出させる内容です。

実は、この文を書いている途中でどうしても「ゴースト/ニューヨークの幻」が観たくなり、アマゾンで観てしまいました。この歌を挿入歌にしてもよかったのに…、と思ってしまいました。

それでは、また。

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