フレンズ

1985年10月21日発売
作詞:NOKKO 作曲:土橋安騎夫
歌:レベッカ

この歌の最も魅力的な歌詞は

♪口づけを かわした日は
♪ママの顔さえも見れなかった

ですよね。これに異論のある人はそうはいないでしょうが、この歌が発売されたのが1986年となっていますが、もうそのころには「ら抜き」が普通だったことがわかります。言葉に関して、僕の中でこの時期で一番記憶にあるのが「やばい」でした。

僕はこの年にラーメン店を開業しているのですが、そこで働いてもらっていた学生さんが「やばい」をいろいろな意味で使っていました。それが本当に驚いた記憶があります。僕の感覚では、「やばい」は「状況が悪い」ことを表していましたが、当時の若者は状況など関係なく「強調」の意味で使っていました。

「おいしい」を強調するときも「やばい」ですし、「きれい」のときも「やばい」です。とにかくなんでもかんでも「強調」したいときに使うのでした。もちろん「悪い」意味でも使うのですが、日本語を学んでいる外国の人からしますと混乱の極みではないでしょうか。

そんなことよりも…、「口づけをかわした日は、ママの顔さえ見れないのですね」、罪悪感で。そんな初心(ウブ)な時代もあったんだなぁ、って感じです。今の若い人は「ススンデいる」と言われているかもしれませんが、意外とこういう部分では昔と変わらないのではないでしょうか。そんな気がします。

この歌はリズムとメロディーが素敵ですので耳に残りヒットしたように思います。こんなことを書いたら怒られるかもしれませんが、最初の2行を除くとそれほど魅力的な歌詞でもないように思ってしまうのですが…。

失礼な感想ですね。申し訳ありません。

とにかく、この歌は出だしで「勝負決まり」という歌でした。

それでは、また。

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