単純に言いますと、お金持ちの子供は着るものも食べるものも出かける場所も興味を持つことも、僕のような貧乏人の子供とは違っているのです。高校までは公立というある程度、緩やかとはいえ経済的な平等感がありましたが、大学ともなると格差は歴然と露わになります。ですので、「友だちを作る」にしても、自分と同じような境遇の臭いを醸し出している人をかぎ分ける能力が重要になります。そんなことを感じさせる大学生活でした。
そんな時代に「おゆき」を耳にしたのですが、当時はアルバイトと麻雀に明け暮れていましたので、ほとんど家にいることはなく、ということは