2023年10月一覧

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遠くで汽笛を聞きながら

しかし、タイトルを眺めて感じたのは、「今はもうだれも」あたりから「ヒット狙い」が前面に出すぎているように感じたことです。確かに、ヒットしなければアーティストとして存在価値がなくなるのは理解できますが、あまりに度が過ぎると、正直なところ、冷める気持ちはあります。特に、第1位を獲った「チャンピオン」などはサイモンとガーファンクルの「ボクサー」を真似したようであまり気分のいいものではありませんでした。

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昭和枯れすゝき

僕の中で橋本治さんといいますと、「桃尻娘」という小説が思い出されるのですが、バイトで知り合った先輩がこの本の面白さをよく話していました。僕は本をほとんど読まない学生だったのですが、その先輩は早稲田の政経というかなり頭がよい人でしたのアパートの部屋には本がたくさん並んでいました。僕は暇ができたらよく卓球をしに遊びに行っていたものです。

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泣かないで恋人よ

泣いている恋人に向かって、なんとか気持ちを静めようと、自分の中のありったけの思いを、これほどシンプルに伝える言葉はありません。若いときって自分でもコントロールできないほど思いつめることってありますよね。

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青春アミーゴ

この言葉ほど、若い時分の世界の狭さを言いえて妙な、そして魅力的な歌詞はありません。ティーンエイジャーを表現するのにこれほどふさわしい言葉はありません。プロデューサーは、この歌詞だけでヒットの予感をしたように思います。それほど魅力的な歌詞です。 僕がこの歌を聴いて思い起こすのは、本宮ひろ志さんの「男一匹ガキ大将」です。

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東京ららばい

山の手通りというのも、なんかおしゃれな感じがしますね。僕の中で「山の手通り」といいますと、時代的にはもう少しあとになりますが、タクシーの運転手をしていたときを思い出します。僕は渋谷近辺を流していたことが多かったのですが、山の手通りをよく走った記憶があります。 冒頭で書きましたように、僕はこの歌詞からは「乾いた東京」というイメージを受けますが、若者が集う街からは煌びやかさと華やかさも感じられます。