Killing Me Softly – Lyrics – やさしく歌って –

作詞:ノーマン・キンベル 作曲:チャールズ・フォックス
歌:ロバータ・フラック

調べてみますと、この歌はなかなか複雑な誕生秘話があるようで、詳しく丁寧に解説していたサイトがありましたので、そちらをご紹介いたします。
https://ryoumablog.work/blog/killing-me-softly-with-his-songroberta/

さて、誕生までの経緯は上記のサイトをご覧いただくとして、僕がこの歌と出会ったのは、確かコーヒーのCMで流れていたときです。ですが、いつ頃のCMかは全くわかりません。大学生の頃とは思いますが、もしかしたなら高校生のときの可能性もあります。さすがに、「社会人になってからではない」と少しばかり自信がありますが、とはいえ絶対的な自信があるというほどでもありません。

実は、僕が知っている歌声のロバータ・フラックさんにたどり着くまでが一苦労、いえいえ二苦労、三苦労でした。今回この歌を紹介するきっかけになったのは、いつものように、なにげにパソコンに向かっているときです。これもいつもことですが、ふと、天からこの歌が降りてきました。

しかも降りてきたのが、単にメロディーだけなのですが、その理由は英語の歌詞だからです。ここから僕の題名さがし迷路がはじまりました。メロディーが降りてきたのはいいのですが、誰が歌っているかさえ全くわかりません。手掛かりは「コーヒーのDM」です。

まず僕がとった方法はコーヒーのCMをかたっぱしから検索することです。昭和の時代のコーヒーCMを探し回ったのですが、僕の頭の中に流れているメロディーとは違っていました。この試みに1時間くらいかかったでしょうか。

「おかしいなぁ」と思いながら、ときに僕の「記憶違いかな」などと弱気になったりもしながら検索を続けました。1時間半を過ぎた頃、さすがにあきらめの境地になり、どうしたものかと思案しました。

次に思いついたのが、「メロディーから探す」方法です。今の時代は本当に素晴らしい時代で、メロディーを口づさむだけでタイトルを見つけるアプリがあります。早速、そのアプリをダウンロードしてスマホに向かってメロディーを「♪タラン♪タラン♪タラー…」と口づさんでみました。スマホはしばらく検索をしていましたが、出てきた答えは「見つかりません」でした。

そこで、僕はあることを思い出しました。「僕、音痴だったんだ」。頭の中にメロディーは流れているのですが、その頭の中のメロディーと口から出てくるメロディーが同じとはかぎません。僕の場合は…。どんなに優秀なアプリであろうとも、問いかけの内容がまちがっていたなら正しい答えの出しようがありません。僕の責任です。

僕の頭の中に出てくるCMは、外国人の家族が郊外の家の庭でテーブルを囲み、朝方でしょうか。楽しそうにコーヒーを飲んでいる映像です。そのときに流れているのがこの歌なのです。今でこそ書けますが、ロバータ・フラックさんはこのように歌っています。

♪Strumming my pain with his fingers
♪Singing my life with his words

彼の指で私の苦痛を爪弾く
彼の言葉で私の人生を歌う

この部分が流れていたのですが、黒人の女性が歌っているのも記憶にありました。そうえば、前に紹介しましたホイットニー・ヒューストンさんの「I will Always Love you」もほかの人が歌っていたのをカバーしたように思います。アメリカではそうした例が多いみたいですが、ヒットしていない歌でも楽才のある人が聴くと名曲になるのかもしれません。

サイモンとガーファンクルというフォークデュオがいたのですが、このユニットが売れたのもきっかけはプロデューサーがある歌の魅力を予感したからでした。作詞作曲したサイモンさんはあまりに売れないのであきらめて故郷に帰っていたのを呼び戻されたとなにかの記事で読みました。

「サウンド・オブ・サイレンス」という歌ですが、そのプロデューサーがアレンジを変えたことで大ヒットにつながりました。僕はヒットする曲の30%くらいはアレンジの力と思っているのですが、それを最初に実感させてくらたのが「サウンド・オブ・サイレンス」でした。

もしプロデューサーさんがアレンジを変えることで名曲になると思わなかったなら、サイモンとガーファンクルさんは埋もれたままの人生を送っていたでしょう。人生って、わからないですよねぇ。

それでは、また。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする