OUR HISTORY AGAIN -時の彼方に

作詞・阿木耀子 作曲・宇崎竜童
NHK大河ドラマ「獅子の時代」メイン・テーマ (1980年3月5日)
ダウン・タウン・ブギウギ・バンド

ある日突然天から降ってきたこの歌詞

♪金が仇の世の中で

メロディーもちゃんとわかるんですけど、タイトルがどうしてもわからない。もちろんネット検索もしましたが、出てこない。仕方なくその日はあきらめて…。数日後、再度挑戦して、ようやっと探し当てたのが「OUR HISTORY AGAIN -時の彼方に」でした。今回の歌詞は「Author:へい」さん「喰う 寝る 肥える」http://mikadukikishi.blog83.fc2.com/blog-entry-414.htmlさんのサイトより引用させていただいております。

いやぁ、探しているものが見つかると本当にうれしいものですね。すっかり忘れていたのですが、この歌は大河ドラマで流れていた歌だったようです。僕が覚えているということは僕もこの大河を見ていたのだろうと思うのですが、恥ずかしながら全く記憶にありません。政治家のような発言で申し訳なく思っております。

80年といいますと、ちょうど僕が社会人になった年なのですが、そんな時代から「お金中心の社会」に反旗を翻す気持ちを持つことに憧れている人がいたことが興味深いものがあります。世の中はそこから89年のバブルが弾けるまでお金中心の考え方が社会を跋扈していくわけです。作詞の阿木さんはそうした風潮に納得できなかったのでしょう。

♪金が仇の世の中で 

この歌詞、すごいですよね。よくもこんな表現が思いついたものだと感心、尊敬します。「金」を「仇」とするだけで、お金に対する自らの立ち位置、考え方を表しています。これを天才といわずなんと言いましょう。阿木さんは宇崎さんがバンドデビューしたからこその作詞家デビューと推測しますが、宇崎さんは阿木さんの才能を見抜いていたのでしょうか。たぶん、そうでしょう。

♪夢を追いかけて行く奴がいる

最近というか数年前からある自動車メーカーのCMで「お金じゃなくて想い出」というキャッチフレーズを使っていました。40年前に同じ発想のドラマが作られていたことに驚きです。

♪15で世の中を解っちまったような

頭でっかちの人に対する比喩でしょうが、これも素晴らしいです。本当は社会に出ていろいろな経験・体験をして初めて世の中のことや、知識が身に着くのですが、頭でっかちの人は知識を蓄えただけで「知った」と勘違いしてしまいます。そう「知ったかぶり」の誕生です。

♪奴らから観れば馬鹿げた話さ

人からしたら馬鹿げたことでも、そこに純粋なものがあるならそれだけで十分「人生を生きたこと」になりますし、社会に貢献したことになります。勉強ばかりをしてきた人からしますと、朝から晩まで野球に打ち込んでいた大谷選手も、野球バカだったかもしれません。しかし、「バカ」に徹していたからこそあれだけの存在になったのでしょう。「バカ」を馬鹿にしてはいけません。

♪ああ繰り返す時を見逃すな
♪熱く燃えて生きる
♪OUR HISTORY AGAIN

皆さん、熱く燃えて人生を全うしましょう。

それでは、また。

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